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世界とつながる仕事を知る ― 外務省「高校講座」を開催しました

2025.07.18 授業

7月17日(木)、文理共創コース1年生を対象に、外務省による「高校講座」が実施されました。
この講座は、将来を担う高校生に向けて、外務省職員が外交や国際問題に関する講演を行うことで、生徒の国際理解を深め、外交官の職務や外務省の役割についての関心を高めることを目的としています。進路選択やキャリア形成を考える上での貴重な機会となっています。

当日は、外務省 領事局海外邦人安全課の岩波由佳氏を本校にお招きし、ご自身の体験をもとに、外務省の業務内容や外交官としての働き方についてお話しいただきました。

講演では、「日本と世界をつなぐ仕事」としての外務省の役割や、語学力・専門知識を活かした外交官の仕事のやりがい、さらにはワークライフバランスの重要性に触れながら、外務省に入省した理由などについても語られました。

現場で活躍されている職員の生の声に、生徒たちは大きな刺激を受けた様子でした。

本校では、社会との連携を通じたキャリア教育を重視しています。今回の講座を通して、生徒たちは自らの価値観を見つめ直し、将来の進路やキャリアについて主体的に考えるきっかけを得ることができました。
また、普段の生活では見えづらい「日本の姿」が、国際社会ではどのように映っているのかを知ることで、外交や国際問題に対する関心も一層高まったようです。

 

■生徒からの質問

Q. 2020年頃のコロナ禍では、外務省での仕事に変化はありましたか?
A. とてもありました。 いきなり仕事がなくなったり、パスポートなどを扱う領事班は忙しそうでしたが、オンラインやSNSを使って対応しました。

Q. 日本の文化を諸外国にどうやって受け入れてもらっていますか?
A. 文化を伝えていくのは時間がかかることですが、日本のことを知ってもらい、好きになってもらい、ファンになっていただくことを目標にしています。そして親日の人を増やしていきたいです。

Q. ブラジルやポルトガルで美味しかったものは?
A. ポルトガルではエッグタルトの他に、海が近いので新鮮な魚介類が美味しかったです。中でもイカのフライがとても美味しかったです。
ブラジルはお肉が美味しく、シュラスコが好きです。アサイーも美味しかったです。

Q.  海外生活で一番危なかったことは?
A. スリが多く、実害や未遂もありました。一般犯罪が多く、中古車のエンジンがすり替えられたりもしました。装飾品は全て外して外出するのが当たり前でした。

Q. 今までの外務省の仕事で一番モチベーションが上がった仕事はなんですか?
A. 外国の方と交流するのが楽しかったです。うまく交流した中で、自分がやりたい結果を引き出せた時はモチベーションが高まりました。