入学からわずか３日。
春の空気がまだ初々しく漂う４月１５日、国際教養コースの１年生は、思いがけない「世界」と出会いました。

この日、本校にはオーストラリア・キャンベラにあるDaramalan Collegeから、４０名の高校生たちが来てくれました。

全体会では、異なるアクセントの英語が飛び交い、生徒たちの心に少しずつ世界の風が吹き込みはじめました。
その後はグループに分かれ、校内を案内するスクールツアー。
互いに笑ったり、言葉を探したりしながら歩く時間は、気づけば言語の「違い」を超えて、心が通い合う瞬間に変わっていきました。

続いてのトークセッションでは、自分のこと、日本のこと、そしてこれからの夢についての語り合い。
英語でうまく伝えられないもどかしさに悔しさを感じた一方で、ほんの一言が相手の笑顔を引き出す「橋」となることも知りました。
英語は壁であり、橋であり、世界への鍵だということを、生徒たちは体験として学べたことでしょう。

この国際交流には、テレビ局の取材も入りました。

RKBオンラインニュース

そして、別れの時。
Daramalanの生徒たちがサプライズで披露してくれた合唱──その力強いハーモニーが会場に響きわたる頃、そこにはもう「出会ったばかりの他人」ではなく、確かな絆が生まれていました。