英数コース2年生を対象に、社会探究授業の一環として芸術家・そだきよし氏をお迎えし、「アーティストの生き方」について学びました。
この授業は、生徒自身が講師の方へ交渉・アポイントを取り、企画を進めていく点が特徴です。社会探究のテーマである「社会の中の自己」を考えるために、第一線で活躍する方の生の声を聴き、自らの将来像を考える機会となっています。
1年次の「学問探究」から更に深く、ゲストを探すところから主体的に関わることが求められます。
授業当日は、生徒たちの質問をもとに、芸術家としての歩みや仕事への姿勢について語っていただきました。
「画家とは、名乗ればなれる。しかし、皆に認められるのは難しい」「計画通りに進む人生などない。柔軟性こそ大切」
「魅力ある人には仲間が集まってくるし、仕事もそこから広がってくる。自分が楽しいと思えることに集中することも大切。心に従おう。」という言葉には、生徒たちも深く耳を傾けていました。
また、「生きているだけでアーティスト」「バカだと思われても、自分が楽しめることを大切にすればよい」といった独自の視点や、奇想天外なエピソードの数々に、生徒たちは驚きと刺激を受け、笑顔を見せながら熱心に聞き入っていました。
生徒からの質問には、芸術大学受験の体験、作品づくりの姿勢、発想の源泉、画家としての生計のあり方など、多岐にわたる回答をいただきました。
どの言葉にも「自由に、柔軟に、自分らしく生きる」というメッセージが込められており、生徒たちに強い印象を残しました。
あっという間の一コマでしたが、アーティストの自由で力強い生き方に触れたことで、生徒たちは「社会の中で自分に何ができるか」を考える大きなきっかけを得ることができました。
■講師プロフィール
そだきよし
1979年 福岡生まれ。
Artist : Painter / Sculpture / Lithography / Knitting
福岡を拠点に、国内外で幅広く活動中。