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【国際教養コース】九州大学IUPと半年間のコラボレーションが実現!

2025.05.23 授業

4月25日(金)、柔らかな陽光が九州大学伊都キャンパスの広々とした空に降り注そぎ、特別なプロジェクトが始まりました。
 
「Collaborative Volunteer Project」――国際教養コースの新たな挑戦です。
 
言葉も文化も異なる国際教養コースの生徒たちと、九州大学IUP(International Undergraduate Program)に所属する世界各国からの留学生たちは、
ひとつの目標を掲げて集まりました。
それは、九州大学IUPの国際学生と国際教養コースの生徒たちによる6ヶ月にわたる協働学習。
グループに分かれ、それぞれの国や街の課題を明らかにしながら、地域に起こすボランティア活動を共に考えていくプロジェクト型学習です。
 
オリエンテーションが行われた伊都キャンパスの一室に集まった生徒と学生たちは、
最初は互いの存在に少しだけ緊張しながらも、笑顔と共に自己紹介を交わしながら、国や街の話題で自然と距離を縮めていきました。

その日のハイライトは、ケニアから届いた声。
6時間の時差を越えて、Ketcher AfricaのSiele氏とEugene氏がオンラインで登壇し、ボランティアに関して講義をしていただきました。
「UBUNTU 〜I am because we are〜」
様々な金言が、会場に響きました。
 
この日を境に、生徒たちはオンラインでのディスカッションに挑んでいます。
英語という共通の言語の中で、時に言葉につまずき、時に沈黙が続きました。
しかし、その分だけ、目の前のテーマが少しずつ輪郭を持って現れています。
それぞれの国の社会課題。多様な視点。多様なアクセント。だからこそ、対話は刺激的で、学びに満ちているのです。
 
次なる節目は、5月23日(金)。――再び九州大学に集い、中間発表を行います。
そのプレゼンテーションに向けて、生徒たちは黙々と準備を進めてきました。

誰かの「課題」に寄り添い、世界を少しだけ良くする「小さな一歩」を、確かに踏み出そうとしています。