医進・サイエンスコースの 探究授業で、国際医療福祉大学の医学検査学科 矢口貴博 准教授にお越しいただき、
「ゆで卵は生卵に戻せるのか?」というテーマで臨床検査の実験を行いました。
4本の試験管を用意し、卵の代わりとなる牛血清を分注し温めたあと、それぞれ別の試薬を入れるとどのような変化が起こるのかをよく観察します。
観察したことをもとに、そこから自分で考えることで実験の過程を学びます。
大学研究の一つとして医療に関わる内容を学ぶことができ、充実した体験となりました。
「今までに考えたことのないようなテーマでとても興味が湧きました。
本物の卵を使った実験ではありませんでしたが、初めて聞く薬品を使って卵の一部を再現する形の実験で楽しかったです。」
「講義のすべてを理解することは難しかったけれど、研究者・研究医は観察が大事ということなど将来の進路について興味を持つようになった。
医者=手術などで人を助けるという印象が強かったけれど今日の講義を受けて手術だけが医療じゃないと実感した。」
「うまく固まらず液体のままでしたが白く濁った物質もありました。失敗したけど、少しでも変化が見れることができたのがよかったです。
あと3大栄養素で体は機能しているんだと知りました。なのでちゃんと食事からも摂取しようと思います。」
身近な材料を使って実験をすることで、研究の一つの手立てとしてよく観察し考えることは、生徒にとって深く考えるきっかけとなる探究授業となりました。